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ゴディバ その名の由来と込められた思い

2月14日それはバレンタインデイ

この日付を聞いただけでチョコレートのことが思い浮かびます。

そのチョコレートの中でも有名なのが”ゴディバ”ではないでしょうか。

ゴディバを見たとき一番最初に感じたことが、この企業ロゴって何か深い意味がありそうだなぁということでした。

調べてみたところ、やはり面白い歴史が見えてきましたのでご紹介します。

ゴディバの由来

ゴディバは11世紀の英国女性ゴディバ夫人に由来します。

なぜこのゴディバ夫人をモチーフにしたのかというと、重税を課そうとした夫を戒めて、領民を救うために自らを犠牲にしたという伝説が残っているからです。

このゴディバ夫人の勇気と愛に感銘を受けて、ゴディバというブランド名をつけました。

ゴディバ夫人はどんな犠牲を払ったのか

ゴディバ夫人の勇気と愛に溢れた行動。彼女は一体何をしたのか。

その答えは印象的なこのブランドロゴに隠されています。

https://www.godiva.co.jp/about/episode.html

馬に跨った裸体の女性。まさしくこのロゴこそが全てを物語っています。

このイラストを初めてみたときは、なぜかグッと引き込まれるものがあったのを覚えています。甘いものは苦手なんですけどね。企業ロゴとかってすごく大事なんだなと実感させられました。

本筋に戻りましょう。

ゴディバ夫人の夫であるレオフリック伯爵は、民衆に重税をかけていました。

彼女は苦しむ民衆を重税から解放しようと、減税を伯爵に懇願します。

しかし伯爵は受け入れず、二度とこのような話はするなときつくしかりますが、それでもなお彼女が粘るので、次のようなことを言います。

民主の前、裸で馬に跨り、街を廻れたら要求を受け入れると。

この提案を受けて、彼女は民衆のために行動しました。

しかし、民衆は彼女の思いを酌み姿を見ないことにしました。(実は家に篭れというお達しがあった!?)

そしてレオフリック伯爵は約束を守り減税をしたというお話です。

この伝説をモチーフに裸で馬に跨るゴディバ夫人の姿が、まさにこのロゴと名前なのです。

人々の心を掴んだ伝説

このゴディバ夫人の他者へ対する愛。そして彼女の姿を誰も見なかったという点が人々の心を掴み後世へ受け継がれていったのではないでしょうか。

この物語は多くの絵画として残っています。誰も見ていない彼女の姿。これを表現したいと思う画家は多かったのではないだろうか。

ジョン・コリア 1898年

一番有名なのがこの絵画ではないだろうか。沿道には誰もおらず、彼女はうつむいている。企業ロゴの彼女は前を向き力強い印象だが、この絵では彼女が様々な想いを胸に秘めているように感じられる。

なんだかんだ言って、この絵に惹かれてしまう。

「The semi-naked Lady Godiva sitting on a horse having slippers put on her feet by another woman」 Wellcome Collection 

本家は色があるのだが、見つけられなかったのでこちらを。美術館のサイトからダウンロードできる。ネットでの絵画巡りも面白いです。

ジュール・ジョゼフ・ルフェーブル 1891年

なんだか胸が苦しくなる。

おわりに

ここまで紹介した、ゴディバ夫人の伝説。人々が心を惹かれる美しいエピソードだが史実ではないというのが研究者の意見らしい。

だが、後世に多くの影響を与え人々を惹きつけるエピソード。伝説であろうと史実であろうとこの物語から感じるものは変わらない。

Godivaという名前に込められた思い。世界中のブランド名を深掘りすることで違ったものが見えてくるかもしれません。

他にも興味深いエピソードがこの伝説に含まれているので、気になる方は調べて見ると面白いと思います。